北海道十勝研修2日目後半:小麦農園へ

こんにちは。本店のマツモトです。
北海道の研修2日目の後半の事を書きたいと思います。

昼食を食べた後、佐藤農園さんの畑へと向かいました。

北海道・佐藤農園

ここの畑では、小麦を収穫→分別→要らない部分は牛さんの寝床へ。
牛から排泄された牛糞(肥料)→畑にまく。
というサイクルがあるという話を聞きました。

畑には要らないものが牛さんにとっては要るもの、
牛さんにとっては要らないものが畑には要るもの。

無駄が無いのは凄く良い事だなと思いました。
佐藤さんは家庭菜園でも小麦を育てているそうで、とにかく農業が大好き!というのが凄く伝わってきました。

続いて向かったのは、島部農園さんの畑です。

島部さんは小麦の他にも、じゃがいもなどを育てていて、
なんとあのカルビーとも契約されているという凄い方でした!

島部農園

北海道でも地域によっては天候が全く違っていたり、
低アミロのパン(膨らみにくい、扱いにくいパン)でも実は美味しい。
などと面白い話を聞く事が出来ました。

続いて向かったのは、アグリシステム株式会社さんの工場です。

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これ全部、農家さんが収穫した小麦なんです!!
ここに写ってるのは、ほんの一部でこれからもっと増えるとの事でした。

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乾燥させた小麦がここまで運ばれてきて使えるものと使えないものに分別されます。

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ここでは振動を与えて軽いものだけをひく、比重分別という作業が行われていました。

色々農家さんの畑や工場を見せて頂いて、凄く手間がかかっている事を知りました。
今まではただ工場から運ばれてきた粉としか思っていなくて、1本の稲穂から粉にするとたった1グラムしか出来ないんです。
そんな貴重な粉をこんなにも多くの人の手がかかっているなんて考えていませんでした。

この研修で凄く衝撃を受けたのが、農家さん自身が作った小麦が、粉になって、パンになって、お客様の口に入る所まで考えているという事です。
収穫は1年に1度のチャンスしかありません。その1年にどれだけ美味しい粉を作れるかというのを皆さん試行錯誤して考えていて学ぶ事が沢山ありました。
粉の無駄遣いやパンの形が悪いだけでロスになってしまったりと、勿体無い事は出来ないと思いました。

本当に色々なお話をありがとうございました。
この経験を活かして次に繋げたいと思います。
楽しくて沢山学んだ研修旅行でした。

最終日は、デトゥットのマツザキさんが書いて下さいます!
お楽しみに。

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