北海道十勝研修2日目:土蔵農場の小麦畑と新得共働学舎のチーズ作り
- |from. PAINDUCE
- 2016/08/03
研修二日目の朝に訪れた土蔵農場さんは、
70ヘクタールもの広大な畑を持つ農家さんで、
小麦とビートや小豆などの作物を育てられています。
今年の天候は雨や曇りの日が続き、
収穫時に小麦が発芽してしまう危険性が高く、
この時期、小麦の収穫が出来ない状態になっていました。
また、収穫時に小麦が水分を多く含んでいると、
収穫と乾燥に大変な時間がかかってしまうため、
土蔵農場さんでも、できる限り晴れる日を待って一気に収穫を行いたいとのことでした。
あれだけ広い畑をご夫婦二人だけで収穫し、
時には一日中寝る間を惜しんで働いていると聞いて、
小麦をいただいている私たちも、もっと、小麦を大切にし、
より良いパンを作らなければと強く思いました。
新得共働学舎さんでは、チーズ作りの作業場を見せていただきました。
ここでのチーズ作りは前日と当日に、
ここの牛たちから採れた牛乳のみを使ってつくられています。
美味しいチーズは美味しい牛乳から。
美味しい牛乳は牛を良い環境で育てることから生まれます。
牛たちは放牧されており、ストレスのかからない、自然のままで育てられ、
化学的なものは使っていない牧草やデントコーンを食べています。
牛乳の量には限りがあり、チーズも大量生産できません。
それでも牛たちのことを考えたチーズ作りは結果、大変美味しいチーズを生み出しています。
私たちもこうした生産者の方々から頂いた作物をパン作りに使える環境にあることを当たり前に思わず、
沢山の人の努力や、想いの上に成り立つという事を忘れずに、
美味しいパンを作り続けたいと思いました。